AUDIOSTATION 第10回試聴会(合同試聴会)第二回「デジ研」(デジタル研究会)開催!レポート
開催日:4月29日(土)/4月30日(日)
会場:中野サンプラザ6階ウインドルーム
【協賛メーカー様(50音順、敬称略)】
・OPPO Digital Japan 株式会社
・ゴールドムンドジャパン 株式会社
・株式会社 スフォルツァ―ト
・株式会社 タイムロード
・株式会社 トライオード
・有限会社 トップウイング
・株式会社 ブライトーン
・メルコシンクレッツ 株式会社
恒例の春のヘッドホン祭2017にも「デジ研」は参加させていただきました。しかし、ほぼ中野サンプラザ全室を使用、開催日はどこかで新製品発表会という世界一のヘッドホン展示会で唯一ポータブルのぽの字もないイベント、さあどうなるか。
4月29日(土)
初日はコメンテーターは逆木先生に、はるばる秋田県よりお越しいただきました。例によってヘッドホン祭は長蛇のお客さんの列ができているとのことですが、淡々と12時まで準備、打ち合わせが続きます。が、あっという間に12時に。ウインドルームは6階の一番奥の部屋なのでなかなかお客さんも入りづらいか。そこそこ集まって始まり始まりです。
ここでハイレゾの説明をしていただきますが、サンプリングレートのスペックの大小を器の大小と解釈される説明、これはいいですね。良し悪しと別問題であるというのは一番わかりやすい。いろいろやり取りをしながら、特に逆木先生は年齢が若いこともあって再生コンテンツが今のものが中心となり、参考になります。
そして逆木スペシャルのオーディオ用パソコン。得体のしれないノイズに悩まされた結果自作されたというもので、電源も独立アナログ電源を使用しているとのこと。これでDAコンバーター編を進めていただき、恒例のメタデーター講座も披露。一度は聴く価値ありでしょう。私のDELAも整理しなくては。
第三部にはネットワーク巨匠にも登場を願い深い説明よりわかりやすい説明でこちらも一聴の価値あり。
そのままストリーミングのコーナーへ。Roonを中心としますが実に3機種をこの場で扱うという離れ業。LuminがバージョンアップでRoon Readyへ、また、exaSound、SOtMと画面上でアイコンが表示されます。
Roonは音だけでなく音楽の知識全般を楽しむことができます。この説明を聴いているとやりたくなる人が絶対出るはず。
で、私の偏ったコーナーが終了してあっという間の1日でした。お客さんは満席にはならなかったもののこれだけの大イベントの中で終始お客さんが来場してくれた、というのは成果があったと思います。聴けた人はラッキーだったでしょう。必ず勉強になったはずですね。
4月30日(日)
この日は第一回に引き続き土方先生にコメンテーターをお願いしました。一度やっているだけに何とかなるでしょう、という雰囲気をかもしだしていました。しかし第一部のポータブルプレーヤーのオーディオ再生は結構トラブル続出でしたね。
気を取り直して第二部、第三部と進行。第三部のネットワークオーディオ編ではLumin、SFORZARTと安定した良さを披露してくれました。そして二人の巨匠もからんで楽しいネットワークオーディオの話題となります。
最後、ストリーミングの部では逆木先生も登場。いろいろなストリーミングサービスの紹介のみならず、Roonを絡め、今後の夢を追っていきました。
今日も楽しくデジタルファイル再生の現在、未来を追っかけることができました。今回もフジヤさんにいろいろお力になっていただきありがとうございました。本家春のヘッドホン祭2017は昨年秋より若干少ない入場数で約9000名ということですね。フジヤさんの場合は控えめな数字にされていますので、全般的に賑わっていたことだと思います。一つの目標としてポータブルオーディオユーザーさんにスピーカー再生に関心を持っていただく、ということもあります。内容は逆木先生、土方先生の両先生ともにオーディオの楽しさを伝えていただく講演であったと思います。おいでいただいた方が小さいスピーカーで聴いてみようかな、と関心を示していただけると嬉しい結果となります。
さあ、来週の北陸遠征はどうなるでしょうか?