DELA N1シリーズ 新ファームアップリリース

2月9日に発表されました、DELA N1シリーズの新ファームアップですが、ちょうど一般公開前に新しいファームを入手できましたので遅ればせながらご紹介させていただきます。

ファームウェア(Ver3.21)の主な特徴

新デザインの採用

・ライブラリー、プレーヤーのアイコンを変更しました。これはKinskyなどのコントロールアプリでLibraryにて確認できます。
・一部画面フォントを変更しました。
・ベンダ名を「メルコシンクレッツ」に変更しました。

前面ポートが拡張用としても使用可能

前面USBポートが取り込み専用から拡張用にも使用できます。

前面ディスプレイで楽曲を確認

前面ディスプレイのメニューから「2」の楽曲数合計メニューからナビゲーションツリーファイル情報が確認できます。(by Folder、Recent addなど)

CDドライブ接続

CDドライブにCDを挿入し、リッピングと再生を選択します。再生をした場合、そのディスク再生が終了するとそのままリッピングに遷移できるようになりました。(再生後「リッピングしますか」の表示がでます。)また、そのままディスクを排出し、次のディスクを入れると連続再生します。

CDリッピング機能に対して

アルバムタイトル候補が複数発見された場合、候補の選択画面でアルバム情報がスクロール表示されます。

USB-DAC接続機能に対して

・内蔵楽曲のフロントパネルでの再生機能を搭載しました。ルーター、コントロールアプリなしでも楽曲の選択、再生ができます。前述のナビゲーションツリー表示から再生が可能になります。

・G3再生エンジン(β版)を搭載しました(今回の目玉ですな!)。再生機構を変更した「G3」モードが選択可能です。PCM、DSDとともに再生機構が変更されており「通常」モードとの比較が可能です。

G3再生エンジンとは?

G3再生モードの時のDSD再生は機器との通信上使用可能な場合はUSB-DACに対してマーカーレス(DoPではなく、DSDデータのみ送出)します。つまり、私がDSD再生に気合が入っていたときにDoPではなくfoobar2000を使用したASIO Nativeによる再生を推奨していたものと同状況となります。さて、実際の再生音はというと、当時ASIO Nativeで味わったのと同様で、霧がはれた如く見通しが良くなった感じがします。

これはまだβ版ですので、すべての機種で対応はしていません。対応させるにはメルコシンクレッツで機種ごとにデーターを登録させる必要があるとのこと。だんだん増えていきますので期待してください。対応している機種はUSB-DAC接続をし、GSエンジンを選択するとディスプレイでのDSDの表示のすぐ後に「.」、つまり「DSD.」となります。

また、初期のDSD再生のように再生の頭では「ボツッ」と大きめのノイズが出やすいので注意が必要です。

アプリに提供する情報を追加しました。

ファイル形式、サンプリングレート、ビット深度、ビットレートを提供します。こちらはLUMINアプリ、Sound Streamアプリで確認できました。いろいろ他のNASではトラブルが発生したファイル共有のwindows10アップデートの対応をしています。


というわけで何せファームアップで音が良くなるという不思議を今回も実現しています。特にG3再生は当時ASIO Nativeに凝った私としてはこの上ない機能の追加となりました。くれぐれもβ版ですのでノイズには注意してください!!!!

2月23日よりダウンロード更新ができるようになります。

https://www.dela-audio.com/support/download/

上記URLにてソフトウェアユーザーマニュアルをダウンロードしてください。P46~P48に記載されております。なお、N1シリーズは現在流通在庫がありますので、新規購入されても旧バージョンになっている場合が多々見受けることになります。お手数をおかけいたしますが、上記手順でダウンロードして更新してください。

Follow me!