ネットワーク環境を見直してみよう。(前編)

昨年末にDELAのS100というスイッチ(いわゆるスイッチングハブのことですね)が発売になりました。

今までオーディオ用というものはなく、テレガートナーという鉄道や病院施設に使用されているプロ機を用いてグレードアップしている方は結構いらっしゃいます。 S100の場合は完全オーディオ用という位置づけで、138,000円(消費税別)という非常に高価なため私的にはちょっと躊躇していました。
しかし、これが信じられないぐらい売れています。 弊社の出荷ベースでもすでに50台を超えてきます。先月まで大体1ヶ月待ちは当たり前でしたがメルコシンクレッツの生産量が増えてきてようやく在庫ができるようになりました。

したがってこんなに売れているものを試さないわけにはいかない!
しかし、「ハブ」でしょう?それはそれは今までルーターのスプリッタは使わないで、専用のハブを使用しましょう、と推奨はしていました。
前にテレガートナーを試させてもらった時にとんでもない音の違いが出たのも確か。でも138,000円ですよ。なかなか決心がつかなかったのですがちょっと伏線が出てきたんですね。

昨年末、秋葉原のオリオスペックさんで実施されたsonoreの試聴会に参加しました。

『 Sonoreで光ファイバを使いこなす~「ネットワークオーディオの最新回答」 オプティカル・アイソレーション、その徹底研究』


メルコシンクレッツの担当佐藤さんより以前薦められてBuffaloのBS-GS2016/Aで試したことがあり、ルーターからの配線に光ファイバーの効果は確認していました。そしてその理論も理解していました。
したがってただS100を使用するのではなくルーターからsonoreのpticalmoduleを使用して光に変換、そしてS100に接続する!という構想はありました。

対してS100は注残がたまる一方でなかなか自分のデモ機が用意できない。onoreも不幸なことにコロナウイルスのためか全く入荷しない。
で、3月になりようやくS100の注残が消化できて「やっぱり開けるかな?」と度胸を決めてネットワークシステムに導入することにしました。

開けちゃえ

中にはD100やE100でおなじみの筐体を使用した本体が。

本体はこんな感じでツルンとしてます。

裏側がポイント、左側に100M/FAST ETHERNETのポートが4つ、右側に1000M/GIGABIT ETHERNETのポートが4つ。

さ、この違いは何でしょうか?

本体にこの説明書が同梱されていました。


基本的な接続は100M側はオーディオ機器(ネットワークプレーヤー等)インターネット系は1000M側ということになるんでしょうね。 NASについてはDSD256やPCM384等の大容量ハイレゾを結構聴く方は1000Mの方が良いかも。ここは使いながら判断するのが良いようですね。
そして、ETHERNETポートの右側に普通はキャップでふたされていますが、ここが「SFPポート」光ケーブルの入力口となります。
ここの接続は後でじっくりやりますのでお楽しみに、というより注意が必要だ!

電源はACアダプターによる12V供給。付属はあるけどifi audioのiPower 12Vを使いましょう、せっかくだから。

さあ、お待たせしました。ここからが実験になります。

実験その1、「BS-GS2016/A」を「S100」に置き換える。

まずはハブの影響を一番受けにくいであろうDELA N10⇒DAVEのUSB接続、ネットワークについてはWifiによるアプリコントロールだけ、で、試してみましょう。LEDランプはoffにしました。

これが、いやになってしまうぐらい「違うん」ですよ。
音の輪郭がはっきりして音自体の圧も増加、これが一聴で差がはっきりわかるものとなってしまいました。結局ネットワークに接続されている、ということでネットワーク上のノイズはやってきてしまうということだったんですね。

というわけでS100は定位置ができてしまいました。

実験その2、もともと事務所部分で分配していたハブを「BS-GS2016/A」に置き換える。

このハブで事務所部分にて電話用ルーター、FAX用ルーター、FAX複合機、パソコンなどなどが接続されており、そこから1本オーディオ用に分岐していたわけです。使っていたハブは 10,000円ぐらいでしたかね。ここで空いたBS-GS2016Aに置き換えてしまおうということです。

これもDELA N10⇒DAVEのUSB接続で試聴しましょう。で、で、で、これも変わるな~。より音が明瞭になり、力感が加わる!なんか音が伸び伸びとしてる。
今まで意識してなかったけど「BS-GS2016/A」って結構優秀だったんですね。

実験その3、メインイベント 2つのハブを光ファイバーケーブルで接続してみる。


「BS-GS2016/A」「S100」ともに「SFPポート」を使います。
今回用意したのは下記のものとなります。
・Buffalo BS-SFP-GLR(SFP光トランシーバー)× 2
 これを使用してシングルモードの光信号に変換します。
・シングルモード光パッチケーブル5m × 1

SFPポートを使用した光ケーブルはシングルモード、マルチモードとあります。
相互互換性はないのでトランシーバー、光パッチケーブルともにどちらかのモードで選択して使用する必要があります。今回はマルチモードが手に入らなかったのでシングルモードで対応してみました。
写真のように光パッチケーブルはコネクターが取り付けられているのでトランシーバーには簡単にはめ込むことが出来ます。同様にトランシーバーもハブのSFPポートに簡単に取り付けることが出来ます。ちゃんとカチッっと収まりますので加減もすぐわかります。

今まで使用していたLANケーブルははずしてSFPポートにトランシーバーを差し込みます。光ファイバーケーブルの取り扱い注意点は折れやすいので必ずたるませて使用しましょう。金属電線と違い長さは長いほど良いようです。というのは短いと端末/端末間での光が反射しやすくなって誤動作することもあるとのことで。というわけでウチの場合は5mでちょうどいい感じとなりました。

さて、またまたDELA N10⇒DAVEのUSB接続で試聴しましょう。すっかり良くなってしまいました。ただ、S100、トランシーバー、光ファイバーケーブルが新品のためかちょっと高域より。がぜんストリーミングが聴きたくなりました!!!!!!!

ではでは待望のストリーミングで試聴。相当お気に入りのmora Qualitas、いってみましょう。

今まで聴いたことがない音が出てきてしまいました。まあ、さっきもふれましたが新品臭はするので鳴らしっぱなしにしましょう。明日が楽しみ。

と、今回はここまで。続きは 後編へと流れます。後編ではようやく到着したsonore、光ファイバーケーブルシングルモード、マルチモードの違い、ダイレクトダウンロードで試す!っとどんどんマニアックに攻めてみたいと考えています。

お楽しみに!!!!!

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